映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

「リトル・フォレスト 春夏秋冬」

「リトル・フォレスト 春夏秋冬」ヒューマントラストシネマ渋谷にて。2019年5月18日(土)午後12時25分より鑑賞(スクリーン3/D-3)。 ~美味しい料理と美しい自然の風景と若者たちの迷い 2006年の日本映画「かもめ食堂」をはじめ、料理に焦点を当てた映…

「轢き逃げ 最高の最悪な日」

「轢き逃げ 最高の最悪な日」ユーロスペースにて。2019年5月12日(日)午後2時より鑑賞(スクリーン2/D-9)。 ~轢き逃げ事件を巡る心理ドラマとサスペンス。水谷豊監督のオリジナル作品 テレビドラマ「相棒」シリーズでおなじみの俳優・水谷豊は、2017年…

「ドント・ウォーリー」

「ドント・ウォーリー」新宿武蔵野にて。2019年5月9日(木)午後12時35分より鑑賞(スクリーン1/D-5)。 ~どん底の生活から再起した男をガス・ヴァン・サントが温かな視線で描く 1週間以上ぶりの更新です。 連休中は連日映画を観倒して……と言いたいとこ…

「荒野にて」

「荒野にて」ヒューマントラストシネマ渋谷にて。2019年4月29日(月・祝)午後2時5分より鑑賞(シアター3/A-2)。 ~馬と荒野を旅する少年の苦難と成長の記録 ドラマを盛り上げる意味では、キャラクターはシンプルでわかりやすいほうが良いのかもしれない…

「誰がために憲法はある」

「誰がために憲法はある」ポレポレ東中野にて。2019年4月29日(月・祝)午前10時30分より鑑賞(自由席/整理番号31)。 ~名優・渡辺美佐子の生き様と地に足の着いた平和への思い 安倍首相が憲法改正を叫んでいる。それに対する賛否は人それぞれだろうが、気…

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」TOHOシネマズ シャンテにて。2019年4月27日(土)午後12時50分より鑑賞(スクリーン2/C-11)。 ~イラク戦争に隠された真実を暴いた記者たちの実録ドラマ 9.11同時多発テロをきっかけに、アメリカは首謀者のビンラディンを…

「愛がなんだ」

「愛がなんだ」テアトル新宿にて。2019年4月26日(金)午後1時25分より鑑賞(C-11)。 ~あまりにもリアルすぎる摩訶不思議な恋愛の様々な側面 昨年10~11月に開催された第31回東京国際映画祭で、阪本順治監督の「半世界」とともにコンペティション部門にノ…

「ある少年の告白」

「ある少年の告白」シネマカリテにて。2019年4月22日(月)午前11時15分より鑑賞(スクリーン1/A-8)。 ~同性愛に「治療」を施すアメリカの驚愕の事実 昔に比べて同性愛者に対する理解は、ずいぶん進んだはず……。そんな思いを吹き飛ばす映画が登場した。…

「希望の灯り」

「希望の灯り」Bunkamuraル・シネマにて。2019年4月18日(木)午後7時10分より鑑賞(ル・シネマ1/C-5)。 ~無機質な旧東ドイツの巨大スーパーを舞台に人間の営みが立ち上る スーパーマーケットには、ほぼ毎日のように通っている。車も自転車も持っていな…

「ビューティフル・ボーイ」

「ビューティフル・ボーイ」ユナイテッド・シネマとしまえんにて。2019年4月15日(月)午前11時50分より鑑賞(スクリーン9/E-11)。 ~果てしなき薬物との戦いを続ける父子の絆のドラマ 日本でも顕在化しつつある麻薬問題だが、アメリカの比ではないだろ…

頭脳警察ライブ&水族館劇場「揺れる大地」

少し前になるが、4月7日(日)に新宿・花園神社にて、今年で結成50周年の頭脳警察のライブが開催された。 頭脳警察はPANTAとTOSHIを中心に1969年に結成されたバンド。過激な歌詞の内容などから、ファーストアルバムは発売禁止、セカンドアルバムも発売一ヶ月…

「芳華-Youth-」

「芳華-Youth-」YEBISU GARDEN CINEMAにて。2019年4月13日(土)午後1時35分より鑑賞(スクリーン1/G-7)。 ~切なさとノスタルジーをかき立てる1970年代の中国の若者たちの青春群像 性格がひねくれているもので、「本国で大ヒット!」的なPRコピーの映画…

「ぼくの好きな先生」

「ぼくの好きな先生」新宿K’cinemaにて。2019年4月12日(金)午後12時30分より鑑賞(自由席-整理番号8)。 ~破天荒でおもろい画家・瀬島匠のドキュメンタリー ドキュメンタリー映画を観ないと決めているわけではないのだが、見逃してしまう劇映画がたくさ…

「バイス」

「バイス」ユナイテッド・シネマとしまえんにて。2019年4月8日(月)午後12時20分より鑑賞(スクリーン9/E-11)。 ~稀代の怪物政治家を複眼で描いた社会派エンターティメント どこの世界でもトップの人間よりも、その下のナンバー2の方が権力を握ってい…

「岬の兄弟」

「岬の兄弟」ヒューマントラストシネマ有楽町にて。2019年3月31日(日)午後2時50分より鑑賞(スクリーン1/D-12)。 ~足の悪い兄と自閉症の妹。その生き様にただ圧倒される 去年の「カメラを止めるな!」は極端な例だとしても、最初は細々と上映していた…

「美人が婚活してみたら」

「美人が婚活してみたら」シネマカリテにて。2019年3月30日(土)午後12時35分より鑑賞(シアター1/A-8)。 ~波乱の婚活劇を通して自分を見つけるヒロイン 松岡茉優主演、大九明子監督による「勝手にふるえてろ」は、オレにとって2017年の日本映画の上位…

「ブラック・クランズマン」

「ブラック・クランズマン」TOHOシネマズシャンテにて。2019年3月28日(木)午後7時より鑑賞(スクリーン1/F-9)。 ~黒人がKKKに潜入捜査!?スパイク・リーの社会派極上エンタメ映画 「ドゥ・ザ・ライト・シング」「マルコムX」など、アメリカの黒人…

「ウトヤ島、7月22日」

「ウトヤ島、7月22日」ヒューマントラストシネマ有楽町にて。2019年3月26日(火)午後2時50分より鑑賞(スクリーン1/D-12)。 ~ワンカットの映像で追体験する恐怖の銃撃現場 大事件が起きても、現場に身を置いた者に比べれば、リアルさに欠けるのは仕方…

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」Bunkamuraル・シネマにて。2019年3月25日(月)午後1時25分より鑑賞(ル・シネマ1/C-5)。 ~対照的な2人の女王、シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの必見の演技 ただ昔のことを描いただけの時代劇には、あ…

「まく子」

「まく子」テアトル新宿にて。2019年3月18日(月)午後12時5分より鑑賞(B-11)。 ~大人になることを嫌う少年と不思議な少女の交流 大量に貯まっている映画のチラシをどうすべきかは、永遠の命題だ。場所を取るのは確かだが、捨てるには忍びない。だった…

「マイ・ブックショップ」

「マイ・ブックショップ」シネスイッチ銀座にて。2019年3月16日(土)午後12時25分より鑑賞(シネスイッチ1/D-7)。 ~書店を開く女性の闘いを温かく、しなやかに描く 読書は嫌いではない。いや、むしろ好きである。だが、残念ながら本を読むスピードが遅…

「ROMA/ローマ」

「ROMA/ローマ」イオンシネマ板橋にて。2019年3月11日(月)午前9時25分より鑑賞(スクリーン1/F-8)。 ~人間の強さと弱さが伝わるキュアロン監督の自伝的要素を持つ作品 「ゼロ・グラビティ」でアカデミー監督賞に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督の…

「たちあがる女」

「たちあがる女」YEBISU GARDEN CINEMAにて。2019年3月10日(日)午後2時30分より鑑賞(スクリーン1/F-7)。 ~シニカルでユーモラスなアイスランドの環境活動家の女性の闘い 数年前の東京国際映画祭で、アイスランドのベネディクト・エルリングソン監督の…

「運び屋」

「運び屋」ユナイテッド・シネマとしまえんにて。2019年3月9日(土)午前11時40分より鑑賞(スクリーン9/F-11)。 ~イーストウッドが90歳の麻薬の運び屋を通して描く人生と家族 いわずと知れた巨匠クリント・イーストウッド監督。自身の監督作では、2008年…

「女王陛下のお気に入り」

「女王陛下のお気に入り」渋谷シネクイントにて。2019年3月5日(火)午後12時45分より鑑賞(スクリーン1/G-6)。 ~ぶっ飛んだ監督が描く3人の宮廷の女たちによるドロドロ愛憎劇 前回の「グリーンブック」のレビューで触れたアルフォンソ・キュアロン監督…

「グリーンブック」

「グリーンブック」ユナイテッド・シネマとしまえんにて。2019年3月3日(日)午後1時45分より鑑賞(スクリーン5/D-12)。 ~洗練された黒人ピアニストと粗野な白人運転手の交流の旅 今年の第91回アカデミー賞の作品賞は、アルフォンソ・キュアロン監督の「…

「THE GUILTY/ギルティ」

「THE GUILTY/ギルティ」ユナイテッド・シネマとしまえんにて。2019年2月22日(金)午後1時10分より鑑賞(スクリーン9/D-12)。 ~音だけを頼りに事件を追う異色のサスペンス 数年前にAKBのラジオドラマを書いていた時にあらためて思ったのだが、音の…

「家へ帰ろう」

「家へ帰ろう」シネスイッチ銀座にて。2019年2月20日(水)午後7時より鑑賞(シネスイッチ2/E-7)。 ~ホロコースト映画だが、温かくユーモラスで味わい深い 以前から観たかったものの、なかなか鑑賞できなかった「家へ帰ろう」(EL ULTIMO TRAJE)(2017…

「金子文子と朴烈(パクヨル)」

「金子文子と朴烈(パクヨル)」シアター・イメージフォーラムにて。2019年2月19日(火)午前11時より鑑賞(スクリーン2/E-5)。 ~朝鮮人アナーキストと日本人女性の愛と闘いを描いた骨太な娯楽作 大正末期のアナーキスト(無政府主義者)の青年たちと、…

「ちいさな独裁者」

成りすましの独裁者とそれに同調する人々。今の時代に通じる実話。