映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

コラム

今年もよろしくお願いいたします。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 さっそく新年第1回目の映画レビュー・・・といきたいところですが、残念ながら今年はまだ映画館に行っていません。昨日大学病院にて眼科の診察の帰りに、映画館に寄ろうと思ったものの、瞳孔を開く目薬を…

「あの子の夢を水に流して」&「福田村事件」

アップする映画のストックがなくなってしまった。 だからというわけでもないが、これから公開になる2本の映画の紹介を。 1本目は明日5月20日(土)からユーロスペースで公開になる「あの子の夢を水に流して」。豪雨で被災した熊本県の球磨川を舞台に描いた生…

2022年鑑賞映画ベスト10

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 振り返ってみれば昨年は、2月には心臓の手術、6月には父が亡くなるという出来事もあり、あまり映画館に行けませんでした。 観た映画(劇場鑑賞のみ)の総本数は87本。例…

東京に新しくできるミニシアターのこと

突然ですが、プロフィール写真を変えてみました。今まで何もアップしていなくて、それはそれで珍しくていいかと思ったのですが、そろそろ飽きてきたので。ツィッターと同じ写真ですが。 さて、今日7月29日に東京のミニシアター、岩波ホールが閉館になってし…

「福田村事件」(仮)のこと

最近映画鑑賞の本数があまり伸びないのは、先日亡くなった父のことなどもあるが、心臓手術の前から飲んでいる利尿剤の影響も大きい。午前中は何度もトイレに行くことになるため、たとえ時間が空いても映画館に行けないのだ。 というわけで、次のレビューまで…

園子音監督のこと

園子音監督が、自分の立場を利用して女優たちに性行為を強要していた事実が明らかになりつつある。もちろん現時点で全貌はわからないが、業界では有名な話だったという。 業界から縁遠い自分は、そんなことを知る由もなかったのだが、このブログでも過去に「…

感染が怖い・・・

オリンピックは終わったが、オリンピック中継を一秒たりとも見なかった。この感染爆発の状況下で、オリンピックなんかやってる場合か?という疑念が拭い去れなかったのだ。片方で自粛を呼び掛けて、片方でオリンピックを開催しているというこの何ともシュー…

近況報告

ご心配をおかけしております。投薬治療で体調はだいぶ回復したものの、まだ完全とは言えず、映画館にもまだ行けない状況です。 いや、今日こそは「1秒先の彼女」を新宿ピカデリーに観に行こうと思ったのですが、その前に駅前のマクドナルドで涼んでいたら、…

ただいま闘病中・・・

しばらくブログを更新していなかったが、別にサボッていたわけではなく、病気なのでした。 息苦しさを感じて、前から通院している病院で診てもらったら、肺に水がたまっていてこのままいくと心不全になるとのこと。そうならないように、とりあえず薬を飲んで…

好きなものはしょうがない

映画館に行く時間のなかった昨日、またしても「もらとりあむタマ子」を観てしまったのだ。Gyao!で。 これで何回目なのだ? 確か2013年の劇場公開時に2回観ているし、その後は配信サイトで3~4回は観ているな。だって面白いんだもの。ダメ映画の傑作なんだも…

第33回東京国際映画祭~その1

しばらくブログ更新が滞っていたのは、ただサボっていたわけではない。10月31日から明日11月9日まで開催中の第33回東京国際映画祭に参加していたからだ。 毎年、関係者向けのパスをもらって参加させてもらっているのだが、今年も皆さんのご厚意により参加す…

「zk 頭脳警察50 未来への鼓動」(再鑑賞)

初号試写にて鑑賞した「zk 頭脳警察50 未来への鼓動」(2020年 日本)が、いよいよ7月18日(土)から新宿K's cinemaにて公開となったため、劇場にて再鑑賞してきた。 *2020年7月20日(月)新宿K’s cinemaにて。午後12時より鑑賞(自由席/整理番号14番)。 …

「はちどり」再鑑賞

どんなに素晴らしいと思った映画でも、二回目以降はDVDや動画配信で観るぐらいで、劇場で二度同じ映画を観るということはあまりない。それでも年に1~2本程度は、どうしてももう一度劇場で観たいと思う映画がある。 韓国映画「はちどり」もそんな映画だっ…

今頃ですが「日本死ね!」と思わず叫びたくなった近況

「日本死ね!」 以前、子供が保育園に入れなかった母親の投稿が大きな話題を呼んだが、今まさにオレの心境はこれである。 3月1日に母が亡くなり(これももしかしたらコロナが関係していたのではないかという疑念もあるのだが)、ようやく葬儀や相続も一段落…

映画館が遠い近況報告

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 新型コロナ禍の中、思うように行動できない、このもどかしさときたら……。 思い返せば3月1日に亡くなったウチの母も、「もしかしたらコロナだったんじゃね?」という疑念が頭をもたげたりするものの、今さら確かめる術も…

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」舞台挨拶付き上映

先週土曜の21日に、池袋HUMAXシネマズで「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を鑑賞した。 そう。あの、大ヒットアニメ「この世界の片隅に」の長尺版である。前作に40分弱の新たなパートが加わっている。その中心となるのは、前作でもチラリと出てきた…

第32回東京国際映画祭

11月5日まで東京・六本木を中心に第32回東京国際映画祭が開催中。毎年、皆さまのご厚意により関係者パスをもらって、たくさんの映画を鑑賞しているオレ。今年も同様に出かけたのだが、鑑賞本数は8本と激減(例年は20本前後を鑑賞)。 それというのも仕事に加…

「菊とギロチン」新宿凱旋上映中!

昨年公開されて大きな話題となった映画「菊とギロチン」が、8月23日(金)まで新宿K’s cinemaにて新宿凱旋上映中だ。 第92回キネマ旬報ベストテンで日本映画監督賞など5部門を受賞したのをはじめ、第73回毎日映画コンクール、第40回ヨコハマ映画祭、第33回高…

2018年ベスト映画

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 実のところ、年末年始はインターネット環境のないところにいたため、ブログも更新できなかったのである。おまけに、映画館に行ける状況でもなかったので、映画レビュ…

「2018邦画大忘年会」

12月15日(土)から2019年1月10日(木)まで、テアトル新宿では「2018邦画大忘年会」を開催中だ。今年の日本映画で話題になった映画を、とっかえひっかえ上映するという豪華企画である。 上映されるのは、「犬猿」「リバース・エッジ」「素敵なダイナマイト…

8年目の「ヘヴンズストーリー」

昨日、12月15日(土)は、新宿K’s cinemaで2010年の映画「ヘヴンズストーリー」を鑑賞してきた。公開翌年から毎年年末にアンコール上映され、今年でなんと8年目のアンコール上映が実現したのだ。 とにかく凄い映画である。上映時間は実に4時間38分(間に一度…

「東京国際映画祭」が終了

第31回東京国際映画祭が本日3日で閉幕。関係者向けの上映は昨日で終わっているので、オレの参戦も昨日まで。前回のブログの後に鑑賞した映画の感想を簡単に。 11月1日・コンペティション部門「大いなる闇の日々」~第二次大戦中に、徴兵を逃れてカナダからア…

「東京国際映画祭」もあと少し・・・

前回のブログに書いたように、現在、六本木を中心に第31回東京国際映画祭が開催中。会期は3日までなのであと少しというところ。 今年は仕事その他でスケジュールが厳しくて、あまり足を運べないのが残念だが、前回報告した26日に続いて、28日(日)と30日(…

東京国際映画祭に出撃!

第31回東京国際映画祭が一昨日より六本木を中心に開催中。ここ数年、皆様方のご厚意によって、関係者向けの上映に足しげく通わせていただいている。昨年は、なんとコンペティション部門作品完全制覇(たしか16作品)を含めて、30本近い映画を鑑賞するという…

夏フェスへGO!

ロック・ミュージックは映画と同様に、オレの人生にとって欠かせない要素だ。昔は自分でバンドもやっていたし、海外アーティストのコンサートにもよく足を運んだ。黎明期のフジロックやサマー・ソニックなどの夏フェスにも出かけた。 だが、今は金がない(て…

「菊とギロチン」東京最終上映

7月7日(土)から公開スタートした映画「菊とギロチン」。8月31日(金)についにテアトル新宿での最終上映を迎えた。当日は、平日の昼間にもかかわらずたくさんの観客が来場。そして上映終了後には大きな拍手が・・・。 その後の舞台挨拶では、木竜麻生、韓…

「菊とギロチン」舞台挨拶

前回のブログで書いたが、8月15日(水)、テアトル新宿にて「菊とギロチン」6時30分~の上映後に舞台挨拶があったので行ってきた。 といっても、ただの舞台挨拶ではない。題して「女相撲一座VSギロチン」。この映画は、大正末期の女相撲の力士たちとアナー…

「菊とギロチン」まだまだ・・・

7月7日にテアトル新宿ほかで公開スタートした「菊とギロチン」。前にも書いたが、オレはこの映画にほんの少しだけ製作費をカンパさせてもらった。さらに、宣伝費を募るクラウド・ファンディングにも、これまたほんの少しだけ協力させてもらった。 もちろんそ…

「菊とギロチン」公開スタート

「菊とギロチン」テアトル新宿にて。2018年7月7日(土)午後2時10分より鑑賞(G-17) 瀬々敬久監督の構想30年の力作「菊とギロチン」がいよいよ公開になった。これまでにも何度か書いたが、本作は一般から製作資金を募り、オレもほんの少額をカンパさせて…

「菊とギロチン」のこと・・・

本日は映画の感想ではなく、PRをほんの少しだけ…。 一昨年の秋に公開された、こうの史代原作、片渕須直監督・脚本の「この世界の片隅に」で悔しかったのは、ラストに登場するおびただしい数の人名を見た時だ。クラウドファンディングで、この映画の製作費…