映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

「菊とギロチン」新宿凱旋上映中!

昨年公開されて大きな話題となった映画「菊とギロチン」が、8月23日(金)まで新宿K’s cinemaにて新宿凱旋上映中だ。

第92回キネマ旬報ベストテンで日本映画監督賞など5部門を受賞したのをはじめ、第73回毎日映画コンクール、第40回ヨコハマ映画祭、第33回高崎映画祭など、数々の映画賞で受賞に輝いた2018年の日本映画屈指の作品だ。

メガホンを取ったのは「64 -ロクヨン- 前編/後編」などの瀬々敬久監督。2010年発表の傑作「ヘヴンズ ストーリー」に続き、8年ぶりに放った自身の企画によるオリジナル映画作品ということで、製作資金も広く募り、オレも少額ながら支援させてもらった(エンドロールの支援者に名前が出てます)。

支援者向けの試写会を含めて、すでに5回(あれ?6回だっけ?)鑑賞しているオレだが、凱旋上映と聞けば行かないわけにはいかない。というわけで、20日(月)に新宿K’s cinemaに足を運んできた。

これだけの回数を観ているとさすがに飽きてくるかと思いきや、全くそんなことはなかった。何度観ても素晴らしい! 今の時代にこれほどの熱量を持った作品があるだろうか。そして観るたびに新しい発見がある。贔屓目なしに必見の映画である。

ヘヴンズ ストーリー」は毎年冬に新宿K’s cinemaで上映され、冬の風物詩となっているが、「菊とギロチン」の上映もぜひ夏の風物詩にしたいものである。

とはいえ先のことはわからないので、今のうちに観ておくのがベスト。DVDも出ているがやっぱり劇場は迫力が違う。残りは今日を入れてあと3日。上映は18時50分から。連日上映後にはトークショーもある。ぜひぜひ劇場へ!

 

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