映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

痩せゆく男

少し前に、ロバート・デ・ニーロマシュー・マコノヒーのように、体型まで変えて役になりきる役者のことをチラリと書いて、それに引っ掛けて自分自身もダイエットに挑んでいることを報告したが、その後の経過はどうなったのか……。

今のところ約6キロの減量に成功している。それはそうだ。なんせ週に4~5日は一万歩以上のウォーキングをしているし、カロリー摂取量は以前の3分の2から半分程度だ。これで痩せないはずがない。

よく「食べなくても太るんですぅ~」などと訴える女子がいるが、ありゃあ絶対ウソですね。きっと知らず知らずのうちに、どこかで余分なカロリーを摂取しているのだろう。オレのようにガチにカロリーを減らして運動すれば、間違いなく痩せるはずである!!

などと偉そうに言っているが、いわゆる「勝てば官軍」的な図に乗った発言なので、どうぞお許しくださいませ。

振り返ってみると、減量成功のポイントは最初の数日にあったと思う。そこで一度極端に食事量を減らして胃を小さくしてしまったのだ。だから、今ではすぐに満腹になる。今日の昼なんて、マクドナルドのフィレオフィッシュ1個とアイスコーヒーでお腹いっぱいですから。これで合計357キロカロリー也。

だが、困ったことにダイエットというやつは引き際が難しい。始める前は「ベスト体重から6キロ多いから6キロ減らそう」などと気軽に言っていたが、そもそもそのベスト体重というのはどこから算出したのか。単に太る前の体重がそうだったというだけで、本当のベスト体重はもっと少ないのかもしれない。

などと考えると、「もう少し痩せたほうがよくねぇ?」という気がしてきて、この減量作戦を終了する踏ん切りがつかないのだ。だいぶお腹まわりがすっきりして、ズボンもユルユルになったものの、まだ少し贅肉が付着しているのも事実なわけで。さて、どうする?

というわけで、現在思案中ではあるのだが、とりあえずあと1か月ぐらい作戦を続行させてみようかとも思っているところである。さすがに「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーみたいに21キロも痩せませんけどね。

ちなみに今回のタイトルの「痩せゆく男」は、1996年のアメリカ映画「スティーヴン・キング/痩せゆく男」(Thinner)。スティーヴン・キングの同名小説を原作にしたホラー映画で、ジプシーの老女を轢き殺してしまった肥満体の弁護士が、事件を揉み消してもらったものの、あるジプシーの老人から「痩せてゆく」と言われて、その通りにどんどん痩せていくというお話。その後は、おぞましい展開が待っております。DVDが出ているので興味のある方はぜひ。