映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

「菊とギロチン」舞台挨拶

前回のブログで書いたが、8月15日(水)、テアトル新宿にて「菊とギロチン」6時30分~の上映後に舞台挨拶があったので行ってきた。

といっても、ただの舞台挨拶ではない。題して「女相撲一座VSギロチン」。この映画は、大正末期の女相撲の力士たちとアナーキストの男たちとの青春群像劇。そこに登場する女相撲一座とアナーキストグループの「ギロチン社」の面々が対決するというのだ。

登場した役者さんたちは、女相撲一座が、木竜麻生、前原麻希、仁科あい、田代友紀、持田加奈子、大西礼芳和田光沙、原田夏帆、嶺豪一。ギロチン社が、荒巻全紀、池田良、飯田芳、小林竜樹、小水たいが、伊島空、東龍之介。

まずは全員の自己紹介の後に白熱の(?)トークバトルが展開。ギロチン社の面々は、この日不在の東出昌大寛一郎も含めてロケ地では狭い部屋に集合して飲み会を繰り広げ、撮影よりも飲み会の方が長かったとか。一方、女相撲一座は数か月に及んだ相撲の稽古の話など興味深い話がたっぷり。女相撲の力士の腋毛の話とか、その他の毛の話とか、しょーもない話まで飛び出して、実に楽しい時間だった。

最後は戦いに終止符が打たれ、観客の合いの手で劇中に登場する「イッチャナ節」を全員で歌って大団円となった。そして、この日は終戦記念日ということで、木竜麻生の音頭で黙祷が行われたのである。

ちなみに、オレは電車の時間があるので速攻で帰ったのだが、その後はサイン会が行われ、さらに前原麻希VS荒巻全紀の本物の相撲対決まで行われたらしい。

それにしても、今回で5回目の鑑賞となったわけだが、今回もず~っとスクリーンから目が離せなかった。作品が放つすさまじいエネルギーに加え、細かな仕掛けや伏線もよく理解できて、ますます面白く観ることができた。瀬々敬久監督は、やっぱり異能の人だと思う。

上映回数は減っているものの、テアトル新宿での上映はまだまだ継続中。今週末からは横浜のシネマ・ジャック&ベティでも公開が始まるなど、全国で順次公開されている。観ないと本当に損します。ぜひぜひ劇場へ。

そして、ここ数日、他の映画レビューのほうの更新が止まっていますが、来週あたりからそちらも再開予定なのでお楽しみに。

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