映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

夏フェスへGO!

ロック・ミュージックは映画と同様に、オレの人生にとって欠かせない要素だ。昔は自分でバンドもやっていたし、海外アーティストのコンサートにもよく足を運んだ。黎明期のフジロックやサマー・ソニックなどの夏フェスにも出かけた。

だが、今は金がない(てか、最近の海外アーティストのチケット代高すぎだろ!)。昔の音楽仲間とも疎遠になり、夏フェスに行く機会もなくなってしまった。実に寂しい限りである。そんな中、今年は久々に行ってやったぜ。夏フェス! しかも一人で。

出かけたのは、9月2日(日)に東京・お台場の海っぺりの特設会場で開催された「夏の魔物」だ。もともと青森で1人の青年が始めたイベントで、年々規模を拡大して、今年はついにウドー音楽事務所と組んで、東京&大阪での開催。ちなみに、その青年は自ら「THE夏の魔物」というバンドも結成しメジャーデビューしている。

さてさて、その夏の魔物だが、これが完全なカオス状態の夏フェスなのだ。会場には6つ、あれ7つだっけ? とにかくそのぐらいたくさんのステージが設えられ、バリバリのロックバンドからアイドルグループまで約80組もの出演者が、とっかえひっかえ演奏する。

これをフジロックのような広大な会場でやるならともかく、端から端まで歩いて2分程度。走れば1分もかからない狭い場所でやるのだ。当然、どこかのステージで演奏すれば、近くのステージの演奏が聞こえてくる。演奏と演奏、音と音とのぶつかり合いだ。出演者の顔ぶれもカオスなら、会場内の様子もカオス。こ、これは日本一混沌とした夏フェスなのではないか!!!

そんな中、オレが目撃した出演者は、「ザ50回転ズ」「羊歯大明神ミチロウ復活祈願バンド」(遠藤ミチロウ療養中のため残りのメンバーとゲストが演奏)「SPANK HAPPY」「Shiggy Jr.」「ベッド・イン」「THERE THER THERS」「うつみようこ」「おとぼけビ~バ~」「ラフィンノーズ」「頭脳警察」「アップアップガールズ(仮)」「サニ・デイ・サービス」「DMBQ」「GANG PARADE」「筋肉少女帯」あたり。なんという脈絡のなさ。いや、そもそものブッキングに脈絡がないのだから、それは仕方ないことだろう。

個人的に、頭脳警察筋肉少女帯あたりのベテラン・ロックバンドの貫禄の演奏も印象深いのだが、最近のアイドルのレベルの高さにも驚かされた。歌も踊りもしっかりしているし、何より踊れる楽曲が多いからこういうフェスにはピッタリなのだった。

それ以外にも、ただのエロいキワモノのおねぇちゃんたちだと思っていたベッド・インがちゃんとロックバンドしていたり(しかし、ファンがジュリ扇振り回すのがすごいな)、いろいろと勉強になりました。はい。

さすがに午前中から夜まで立ちっぱなしで、おまけに売店は大行列(ドリンクなんか早々に売り切れ)という状況下、最後にはすっかり疲労困憊してフィナーレの前に帰ったのではあるが、夏の良い思い出ができたのは間違いがない。また、いつか行けるといいなぁ~。夏フェス。

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