映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

伊藤蘭コンサートに参戦!行けるところまで行くのだ!!

久々に映画以外のネタを・・・。

公演中止からの復帰コンサート

歌手で女優の伊藤蘭のコンサートが10月12(日)、13(月・祝)、15(水)、18(土)日に行われた。題して「伊藤 蘭 Special Premium Live ~Don‘t Stop The Music! ~ vol.2」。昨年、EXシアター六本木で行われたスペシャルなライブの第2回目で、本来なら7月にEXシアター六本木とKT Zepp Yokohamaで計3回開催されるはずだった。ところが、伊藤蘭の手首の骨折ということで急遽中止になり、改めて10月12日と13日に恵比寿ザ・ガーデンホールで「EBISU JAM2025」の一環として(他日は安田成美と高岡早紀が出演)、15日にKT Zepp Yokohamaで、18日にEXシアター六本木の計4公演開催されることになったのだ。

私は、伊藤蘭キャンディーズ時代にはステージを見たことがない。あれほどの人気スターゆえテレビやラジオで曲を耳にして、ご多分に漏れず友人たちと「蘭ちゃん、スーちゃん、美樹ちゃんの誰が好きか」などと話していたが、コンサートに足を運ぶほどではなかった。もちろん後楽園球場の解散コンサートにも出かけていない。当時は、むしろ洋楽ロックを多く聞いていたということも影響していたのだろう。

ところが、今から6年前の2019年、伊藤蘭が実に41年ぶりにソロ歌手としてコンサートを行うことになり、何の気なしにフラッと気まぐれに当日券で見に行ったところ、その現役感たっぷりのステージに圧倒されて、以来、すっかりファンになり毎年のコンサートには必ず出かけるようになったのである。

今回の公演は振替公演ではなく、7月のコンサートのチケットはいったん払い戻しされた。私も2公演分のチケットを持っていたのだが払い戻しとなり、改めてチケットを取らねばならない。中止になったチケットを持っていた人には優先予約が行われたものの、会場のキャパが限定的ということもあり競争は激しい。結局、取れたのは恵比寿ガーデンホールの2公演とKT Zepp Yokohamaのチケット。EXシアター六本木の公演のチケットは取れなかった。しかし、ほぼ完売のチケットを3公演分も取れたのは幸運なこと。そもそも1公演でも取れればいいという気持ちで申し込んだので、文句は言えない。

恵比寿ガーデンホールでの熱狂の2日間

そしてやってきた10月12日。恵比寿ガーデンホールでの公演はもちろん満席だった。私はH列22番。客席前方でステージに向かって右側の席だ。手にはペンライト、手首にはバングルライトという臨戦態勢で開演を待つ。ほぼ定刻の午後4時半、バンドが登場してイントロダクションを演奏した後、伊藤蘭が登場。会場からは大歓声が上がる。1曲目はキャンディーズの「イミテーション・ゲーム」だ。解散時のアルバムに収録されたが、ステージでは一度も演奏されなかった曲。それでも、本人たちが大好きでいつか歌いたいと思っていたそうだ。

そのほか、この日演奏されたのは「Shibuya Sta. Drivin’Night」「なみだは媚薬」「大人は泣かない」「ICE ON FIRE」「FUNK不肖の息子」「明日はもっといい日」「風にのって~Over the Moon」などのソロになってからの曲、そして中盤では「SUPER CANDIES」を皮切りに怒涛のキャンディーズナンバーを披露。「危ない土曜日」「その気にさせないで」「ハートのエースが出てこない」「年下の男」「暑中お見舞い申し上げます」などなど。その中の「哀愁のシンフォニー」では、紙テープ投げ入れOKということで、おびただしい数の紙テープが宙を舞い、ステージを覆う。初めて見た人は仰天する光景だろう。

今回のバンドメンバーは、園田涼(Keyboards・Bandmaster)、川崎哲平(Bass)、中村皓(Drums)、香取真人(Guitar)、桑迫陽一(Per)、竹村直哉(Sax)、渡部沙智子(Chorus)、高柳千野(Chorus)。コーラスの2人を除いてはメンバーを一新。前回のツアーまでのロックレジェンドを揃えた顔ぶれと違って、若手メンバーが中心とはいえ音楽監督本間昭光のもと集結した豊富なキャリアの持ち主だ。

それにしても伊藤蘭は、年々声が出ているように感じる。年齢のことを言うのもなんだが、これであの年だなんて。MCで娘の趣里が出産しておばあちゃんになったことを報告したが、とてもそうは見えない。アップテンポの曲からスローな曲まで力強く伸びやかに歌う。動きも軽やかで、ケガの影響も全く感じられなかった。

終盤には、新曲「Dance on! Love on!」を披露。ノリのいい文字通り踊れる曲だ。この曲が来年4~5月のツアーのタイトルになるとのこと。そして、ペンライトが激しく揺れる中、「美しき日々」でいったんステージを去った後、アンコールではキャンディーズの「春一番」を歌う。最後は激しいロックナンバーの「恋するリボルバー」で終演。休憩を挟んで2時間半近いコンサートだった。

翌13日も同じく恵比寿ガーデンホールにて。この日の席はG列10番。昨日より1列前で今度はステージに向かって左側。この日もステージの蘭ちゃんはバッチリよく見えた。セットリストは同じ。MCもほぼ同じ。ついでに観客の熱狂ぶりも昨日同様に相当なもの。多くの観客が歌に合わせて体でリズムをとり、ペンライトを振る。そして「哀愁のシンフォニー」での紙テープの乱舞も昨日同様にすごかった。これまでの人生で数多くの国内外のアーティストのライブを見てきたが、観客の熱狂ぶり、一体感はその中でも突出していたと思う。こうして2日目の公演が終了した。

両日のMCで伊藤蘭本人が語っていたのだが、手首の骨折と伝えられていたケガは、実際は肋骨、右ひざ、右の足先にも及ぶ負傷で、一時はもうステージには上がれないかもしれないと思ったほどだという。そこからの見事な復活公演。そんなこともあり、伊藤蘭本人はもちろん、観客もいつも以上に盛り上がったコンサートになったと思う。

KT Zepp Yokohamaは最前列で鑑賞

中1日置いて15日。この日は横浜のライブハウス、KT Zepp Yokohamaでの公演。チケットを受け取るまでは正直、横浜まで行くのは面倒だなと思ったりもしたのだが、なんとチケットに書かれた座席はA列17番。最前列である。ここまで良い席になったことはない。会場がライブハウスということもあって、客席とステージとの距離がやや近い印象。その至近距離でステージを見つめられる幸せときたら。目前1~2メートルの距離で伊藤蘭が歌い踊るのである。これはもはや感動しかない!

セットリストは同じ。MCもほぼ同じだが、横浜にまつわる思い出としてスクールメイツ時代にアン・ルイスの「ハッピー・ヨコハマ」という曲のバック・コーラスをし過去を語り、その一節を口ずさんだ。また、恵比寿の公演でも告知していたように、キャンディーズが出演していたかつての人気バラエティー番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」がCSで放送されるというので、その中でキャンディーズが踊っていた「あの踊り」を踊って見せてくれるというサービスもあった(蘭ちゃんが黙っていろと言うから名前は載せない)。何でもYouTubeで見て踊り方を予習?復習?したらしい。なお、この日は恵比寿ではなかった照明による演出も加わり、視覚的にもさらに楽しめるステージになっていた。

それより何より私は最前列の席に大興奮。恵比寿ではここぞという時しかスタンディング状態にならなかったが、この日は最初から最後までずっと立ち通しでペンライトを振っていた。いや、もちろん周囲の人が座っていたら立たなかったのだが、周囲もすべてスタンディングなのだから、これはもう立つしかないでしょう!周囲の人たちも熱心なキャンディーズファンということで、公演前にはちらっと言葉を交わし、束の間の交流を楽しんだりもした。

ただし、「哀愁のシンフォニー」の紙テープ応援は断念。あんまりステージに近いから出演者に当たっちゃったら悪いものねぇ。それより後方から飛んでくる紙テープを避けるのに必死なのと、係員とともに飛んできたテープを切断する作業に追われたのであった。

とにもかくにも、ファンの応援にも一段と力が入り、蘭ちゃんもそれに応えてより以上に素晴らしいパフォーマンスだったと思う。片道1時間以上かかる道のり、しかも雨模様。それでも全くそんなことが苦にならない楽しい一夜だった。

EXシアター六本木にも急遽参戦!

これで私が参戦するコンサートは終了……のはずだった。ところが、チケットが取れずにソールドアウトになったはずのEXシアター六本木の公演で、なんと当日引換券なるものが若干販売されることが公式ホームページで発表されたのだ。発売開始は横浜公演の前日の夜の0時。まあ、さすがにもう3回見ているからいいよね、という気持ちでいったんは寝たのだが、発売開始の0時の10分前に睡眠からなぜか目が覚めてしまった。そうですか。それならチャレンジするしかないですね。ということでネットを立ち上げてクリックしたら取れたのである。後で知ったのだが、なんと20枚程度の貴重なチケットらしかった。

そういうわけで、最後の4公演目、EXシアター六本木にも参戦だ!席は1回後方の補助席なるもの。椅子が通常の席のようなクッション性のない、何だかスナックかバーのカウンターのような椅子。ただし、席の隣にはスペースがあったので、そこも使って自由に荷物を置いたり、ゆとりを持って行動することができた。

この日もセットリストは同じ。MCもほぼ同じだが、「あの踊り」はより本格的になっていた。そして伊藤蘭のパフォーマンスもますます冴えわたっていた。1週間に4公演をこなすなんて信じられない!観客はそれなりに若い人もいたが、やはり年齢層はおしなべて高い。その人たちも元気いっぱいだ。この日も熱狂のうちにコンサートは終了。今回の全4公演が無事に終了した。

まさに歓喜の1週間。久々にコンサートに出かけて体を動かし、心もリフレッシュできた。

伊藤蘭はまだまだ歌い続ける気満々のようだ。観客もそれについていく。どちらも行けるところまで行くつもりなのだろう。もちろん私もである。