映画貧乏日記

映画貧乏からの脱出は可能なのだろうか。おそらく無理であろう。ならばその日々を日記として綴るのみである。

感染が怖い・・・

オリンピックは終わったが、オリンピック中継を一秒たりとも見なかった。この感染爆発の状況下で、オリンピックなんかやってる場合か?という疑念が拭い去れなかったのだ。片方で自粛を呼び掛けて、片方でオリンピックを開催しているというこの何ともシュールな光景には、もはやあきれるのを通り越して笑っちゃうしかない。

それはともかく、せっかく体調が戻って映画館に足を運び始めたのに、先週はまたもや体調が悪くなって往生した。近所のコンビニに休み休み出かけるのが精いっぱいで、それ以外は息切れがして一歩も外に出られなかった。まさか最後に観た「パンケーキを毒見する」の毒気に当てられたわけではないと思うのだが。

それでも週末頃にはだいぶ良くなって、映画館に行くことも考えたのだが(「プロミシング・ヤング・ウーマン」も「返校」もまだ観てないし……)、連休とあって観たい映画はほぼ満席。一席ずつ間隔を空けているといっても、怖ろしく感染リスクの高いらしいデルタ株の恐怖と、この爆発的な感染者増を考えれば、やっぱり出かけることができなかったのだ。なにせ持病持ちゆえに感染したらおしまい、な~んてことにならないともいえないしねぇ。まあ、映画館は換気が良くて、感染リスクが低いことはわかっているのだが……。

というわけで、家にこもっている間にGYAO!ポン・ジュノ監督の殺人の追憶を無料鑑賞。確か17年前の公開時に2~3回観たと記憶しているのだが、久々に観ても面白い!実際の連続猟奇殺人事件を通して、2人の刑事をはじめとする人間模様がリアルに描かれて目が離せない。当時の時代背景もさりげなく盛り込まれているし、その後のポン・ジュノ作品と共通する要素がたくさんある。間違いなく韓国犯罪映画の傑作だと思う。ソン・ガンホキム・サンギョンも若いなぁ~。観たことのない人はぜひ!

さーて、次に映画館に行けるのは いつになりますやら。